メールレターを始めます

このたび、メールレターなるものを始めようと思います。
登録してくれた「あなた」にお送りする手紙のようなものです。(メルマガともいう…)

どうしてこの形をとることにしたのか。

きっかけはSNSやブログに自分の文章を垂れ流すことへの疑問でした。

今の時代、人は誰でもインターネットを通して自分の思いを
容易に発信できるようになりました。

InstagramTwitter、ブログという表現のための「道具」が
登場したことにより、それがなければ絶対に交わらなかったであろう
人やモノ、コト、場所とつながり、その中から何万、何十万、何百万という
フォロアーが集まる「スター」みたいた人が出てくるようになりました。
SNSがなければ、きっと埋もれてしまっていたダイヤの原石、みたいな人です。
「表現」をできるようになったことで救われた人もきっとたくさんいるはずです。

一方で。
つい先ほどまでトレンドであった情報は、
もはやその次の日には「なかったこと」のごとく瞬く間に廃れ、
いつのまにか心からさっぱり忘れ去られていくことも事実です。

正しいや正しくない、良い悪いの判断も曖昧になるなかで、
粗悪な情報と大切な情報が同じカテゴリの中に並べられ、
その一瞬、ただ一瞬のあいだに莫大な情報が流れてくる。

「自分が本当に欲しいもの」に辿り着けているのか。
取りこぼしているのか、いないのかもわからない。
わかったとしても、過去をさかのぼって情報を求めることは
なかなかむずかしいことです。
その時点でもう価値がなくなっていることもあるから。

受け手としての疑問。
その情報のうねりから一抜けたかったのがひとつの理由です。

そして送り手としての疑問も。

SNSやブログで発信する何かは「不特定多数の誰か」に向けれらたものです。
どこで誰が読んでくれているのわからない、
そんな誰かの「いいね!」が幾つつくのか、そんなことに私は惑わされます。

例えば「いいね!」が100個ついたら嬉しいでしょうか。
嬉しいですね。わたしもきっと嬉しいです。

でも、それより、
たったひとりのために書いた手紙で「あなた」が心の底から
「ありがとう」と思ってくれることの方がいっとう価値があることを
私はもう体験として知っています。

「不特定多数の誰か」ではなく「紛れもないあなた」に。
よりていねいに。より近い距離で。より対等に。

そうしたら、この方法を思いつきました。
本当は、5月末から準備をしていて、
(この時代に何をやってるんだという感じですが)
手紙や口頭で、まずは「読んで欲しい」と思う人には
直接連絡を差し上げておりました…。

そして、それに一区切りついたので。
今度こそブログとSNSでのご報告となりました。
(結局SNSは活用するんかいという感じですが)

もし、あなたが私の書くもの、綴ることに興味を持ってくださるのなら、
astarblev@gmail.comにご連絡ください。

見たもの、聞いたこと、会った人、行った場所。そこで感じたこと。
何か心の奥底に引っかかる、上質な月明かりみたいな文章を紡ぎたいと思っています。

今週末から、お手紙をお送りする予定です。
これからも、よろしくお願いいたします。